周囲の人を巻き込む時に使える考え方

よくあるお悩み

仕事をしている時周りの人に協力してもらいたいのだけど、上手くお願いできない。

周囲の人を巻き込むことが下手。

仕事は一人ではできません。

周囲の人を巻き込んで、チームの能力を最大化させる必要があります。

周囲の人を巻き込む時に活用できる考え方を今日はご紹介します。

自己保存の習性をうまく活用せよ

人間には「自己保存」という習性があります。

自己保存とは「生きていくために自分を守らないといけない」という人間が生まれながらに持つ本能です。

自己保存の本能が働く例としては、あるチームに自分が所属している場合、「仲間から外れないように、仲間と同じ行動を取る」ようになります。

人間は自分自身を守るために、この世界を生き抜くために安全な方法は何かを考え行動する生き物なのです。

次に「自己保存の習性」を活用した周囲の人の巻き込み方を紹介します。

活用法①「説得したい人の周りを事前に説得しておく」

例えば、上司のA課長を説得したいというケースを想定してください。

その時にA課長の周囲の人を先に説得しておけばA課長を説得しやすくできます。

一番効果的なのは事前にA課長の上司のB部長をこっちの味方につけておくことです。

A課長には「自己保存の習性」が働きます。このケースで言うと、B部長が賛成している意見に反対すると今の自分の地位が危うくなるため、上司のB部長の意見に従おうとなります。

「根回し」とも言えますね。

今回の例ではA課長の上司であるB部長を事前に説得する話をしましたが、難しい場合は課長が信頼を寄せる部下や他の課長など、A課長の自己保存の習性に働きかけられる方法であれば問題ありません。

活用法②「相手を追い込む」

続いての2個目はややハードめなやり方になります。

やらせたい相手をやらざるを得ない状況に追い込むパターンです。

例えば、社内向け説明資料作成をCさんにお願いしたいとき、普通にお願いしても中々やってくれないというケースがあるとします。

そんな時は「資料作成をした後、関係者全員にCさんから資料の説明してもらいます。」と一言付けてみましょう。

そうすると、関係者全員からの評価を落としたくないCさんは資料説明の場を想定し、良い感じに資料を作成してくれるというものです。

説明の場を設けることで緊張感を生み、相手の自己保存の習性を引き出すイメージですかね。

まとめ

この方法はビジネスの場だけでなく、プライベートでも応用可能です。(家族の説得など)

また、活用法はあくまで例ですので、もっと上手いやり方はたくさんあると思います。

自己保存の習性を考えれば色々なアイデアが出てくるでしょう。

周囲の人を巻き込む必要性がある場面などで活用してみてください。

仕事に向いてないと思った時には

今日は仕事に向いてないと悩んでいる人向けにブログを書きたいと思います。

ちなみに私自身も昔はよく悩んでいたことです。

よくあるお悩み

私はマンモス企業のしがない一人のサラリーマンです。

日々上司やお客様からの依頼に追われていて、ミスした時には「仕事向いてないなー。」「会社を辞めたいなー。」「何のため働いてるんだろう。。」と思うことがあります。

読者の方も同じようなことを考える瞬間があるのではないでしょうか。

そんな時に役立つ考え方をご紹介します。

諦める力

その考え方が書いていたのは「諦める力 勝てないのは努力が足りないからじゃない」という本です。

著者は元陸上選手の為末大さんです。

為末さんは2001年および2005年の陸上世界選手権において、男子400メートルハードルで銅メダルを獲得し、陸上トラック種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者となった方で、シドニー、アテネ、北京と3度のオリンピックにも出場されています。

最近はテレビにコメンテーターとしても出られたりしていますね。

役立つ思考法

この本の中で私に響いた思考法を紹介します。

①「できないのは努力が足りないからか?」

「やればできる」「夢はかなう」

皆さんも言われたことがあるのではないでしょうか?

また、心の中でこの言葉を信じている方も多いのではないのでしょうか?

しかし、ほとんどの人はこの言葉を信じて努力したにも関わらず、夢を叶えられなかったケースが多いのが現実です。

為末さんは元々陸上の花形100メートル走の選手だったそうです。中学時代には日本一になりました。

しかし、高校生になると体の成長やケガの影響もあり、100メートル走の記録も伸びなくなってきて最終的には100メートル走へのエントリーを諦めました。

その後自身の身体的特徴にマッチしていた400メートルハードルの選手へ転身し、活躍します。

この話からも分かるように努力をすれば必ず夢は叶う訳ではありません。

メディアで取り上げられているのはごく一部の成功者の話であり、それを自分自身に投影するのは危険だと感じます。

できないのは決して努力が足りないからではありません。

②「諦めたくないから諦めた」

先ほど述べた通り、為末さんは元々100メートル走の選手でしたが、100メートル走の道をあきらめ、400メートルハードルの選手になりました。

何故その決断ができたかというと為末さんの目的は「勝つこと」であったからです。

言い方は悪いですが、勝つという目標を叶えるには100メートル走でも400メートルハードルでも良かったのです。

目的を達成するための手段を変えただけなのです。

そのことからもわかるように自分の人生の目的をブレずに持っていれば手段を自由に選択することは可能となります。

「勝つこと」を諦めたくないから「100メートル走」を諦めたのです。

「諦めたくないから諦めた」という言い方は本当に言い得て妙だと思います。

まとめ

今回紹介した思考法は仕事が向いていないと悩んでいる皆さんにも活用可能だと思います。

努力をしまくっても顧客との商談が上手くいかない人は生まれながらの話下手なのかもしれません。

仕事でなかなか活躍できなくて転職を考えている方も、もしかしたら自分に不得意な職種に就いているだけかもしれません。

100メートル走が苦手ならハードルに切り替えましょう。

諦める力にはこれ以外にも様々な生きる上で参考になる考え方が書いてありますので、是非読んでみてください。

営業マン 売上UPに役立つ考え方

今日は営業マンの売上UPに役立つ考え方について書きたいと思います。

ちなみに私自身も営業マンです。

よくあるお悩み

営業マンの方は売上ノルマを持っており、日々ノルマ達成に向けた戦略を練っているかと思います。

なかなか結果が出ずに悩んでいる方や新規開拓をしなければならないプレッシャーに苦しんでいる人もいるでしょう。

そんな時に役立つ考え方をご紹介します。

売上UPに役立つ考え方

今回紹介する考え方は「ファンベース」という考え方です。

ファンベースとは、ファンを大切にし、ファンを土台、支持母体として中長期的に売上を上げていく考え方です。

この考え方は元電通でコミュニケーション・ディレクターの佐藤尚之さんが書かれた「ファンベース ──支持され、愛され、長く売れ続けるために」に書かれていたものです。

「ファンベース ──支持され、愛され、長く売れ続けるために」は少子高齢化、超成熟市場、情報過多などで、新規顧客獲得がどんどん困難になっているのが今の日本において生活者の消費行動を促すためには「ファンベース」が絶対に必要である。ファンベースとは、ファンを大切にし、ファンをベースにして中長期的に売上や価値を上げていく考え方でその重要性と効果的な運用の方法を紹介している本です。

ファンベースという考え方が必要な理由

①ファンは売上の大半を支えているから

何と!売上の約90%を20%のファンが支えています。

言われてみれば、私の持つノルマのほとんども既存顧客が支えてくれています。

②時代的・社会的にファンを大切にすることがより重要になってきたから

日本は人口減のフェーズに入っており、新規顧客自体そもそも減っていきます。

毎年100万人もの人口が減っていく。それは千葉市や仙台市が毎年ひとつずつ減っていくペースだそうです。

また、日本は超成熟市場であり、売り場にも家にもモノが溢れかえっている状態です。

成熟市場とはモノが揃っており、多くの商品が高い普及率を示している市場を言います。多くのモノが揃っている時代では差別化をすること自体が難しい。私も普段営業する中で非常に感じています。

③ファンが新たなファンを作ってくれるから

例えば友人にすごくおすすめされた商品とかって試したくなりますよね?

試した結果その商品のファンに自分もなるということを経験したことがある方もいらっしゃるかと思います。

それがファンが新たなファンを作るということです。

ファンベースの考え方を取り入れた結果

この考え方を実際の仕事に取り入れてみました。

何をしたかというと新規顧客を探そうと奔走するのではなく、既存顧客に対して手厚くケアするということです。

感想

そもそもファンベースの考え方自体中長期的な考え方なので、すぐにどう変わったという結果は出ません。

良かった面

既存顧客を大事にしようという意識が芽生える。

営業マンは新規!新規!と意識が向いてしまい、既存顧客へのケアをおろそかにしがちではないでしょうか。

そのような行動をしていると既存顧客が離れていってしまい、売上のほとんど(80%)をなくしてしまいかねません。

そこに気づけたという点がそもそも良かったです。

新規顧客獲得へのプレッシャーが軽減される。

私個人としては新規顧客を獲得することは相当ハードルが高いと思います。

売れ筋の商品があれば違うかもしれませんが、成熟市場ではそんな商品生まれないでしょう。

自分だけ新規開拓ができないというプレッシャーを感じる必要はないと思います。(時代が悪い!笑)

そんな時こそ既存顧客を大事にして、その周辺の新たなファンを取り込んでいきましょう。

0⇒1を作り上げるのは大変なので1⇒2、3を作り上げる方が楽だと思います。

知らない人に飛び込み営業は効率が悪いのかなと思います。

おすすめ度

★★★★★(星5つ/5つ中)

営業としての価値観が結構変わった気がします。(新規開拓⇒既存顧客ケア)

今の営業のやり方に限界、疑問を感じている人は是非本を読んで試されると良いかと思います。

ファンへのアプローチの仕方や、ファンの増やし方は別の機会に紹介することを考えています。

村上ファンド事件から学ぶインサイダー取引とは?

今日は「村上ファンド事件から学ぶインサイダー取引とは?」というテーマで書きます。

最近読んだ本

最近村上ファンドとしてかつて世間をにぎわせた村上世彰氏が書いた「生涯投資家」を読みました。最近投資に興味を持っているため、この本を手に取りました。

この本では村上世彰氏がこれまで関わってきたフジテレビ買収案件などを通じて自身の投資哲学や日本企業、日本の経営者たちへの見方を語っており、村上世彰氏がどのような思いで動いていたのかが良くわかります。

簡単に言うと、日本企業は「会社=株主のもの」という意識が非常に低く、株主への利益還元意識も低い。また、資産を貯めこみ過ぎており、体で言うと血液にあたるお金が全く循環していないため、日本経済の成長が止まってしまっている。そのような状況を改善するため、村上世彰氏は株主という立場から資産があるのであれば、新たな設備投資に回すことや社員の給与を上げること、新たな投資に回す予定がないのであれば、株主に還元すべきと訴えてきました。株主に還元された利益は別の企業への新たな投資へ回り、日本経済全体が活性化するという考え方です。

この本を読んで村上氏の考えに同意しました。日本の経済成長が止まっている理由を知ることができた気がします。

村上ファンド事件とは?

村上ファンド事件とは、2006年に村上ファンドがニッポン放送株でインサイダー取引をしていたとして、村上世彰氏が逮捕された事件。
村上氏はホリエモンから「ニッポン放送の株式を5%以上買いたい。」という話を聞き、これがインサイダー取引に該当するとの疑いが持たれ、その情報を元に株の取引を行って利益を上げたとして逮捕された。

村上氏は「ファンドを運営する上でインサイダー情報は絶対にもらわないよう十分すぎるほど注意を払っていた。」と本で書いている。日本社会で良くある「出る杭は打たれる」的な逮捕だったのだろうか。。。

インサイダー取引とは?

そもそもインサイダー取引とは何なのだろうか?

インサイダー取引とは会社の内部者や情報受領者が会社の重要事実を知りながらその情報が公表されるまえにその会社の株券や新株予約権証券などを売買することを言うそうです。学校のテストで事前に出る問題が知っている状態でテストに臨む感じでしょうか。

会社の内部者

別名「インサイダー」ともいい、上場企業の役員や従業員などで、アルバイトなども含まれます。これらの人たちは退職後1年以内の人も含まれます。さらには、大株主や顧問弁護士など会社と契約を締結している人や企業も対象となるそうです。

情報受領者

会社の内部者(会社の元内部者も含みます)から直接に重要事実を伝え聞いた人をいいます。この人を第一次情報受領者といいます。村上氏は第一次受領者と思われます。

ちなみに、この第一次情報受領者からさらに会社の重要事実を伝え聞いた人。わかりやすくいえば、また聞きした人はインサイダー規制の対象者にはなりません。

重要事実

投資家の判断に重大な影響を与える重要な事実のことを指します。

・合併・会社の分割

・株式の分割

・業務提携

・新製品や新技術の事業化

・業務上で発生した損害

など証券取引法などで列挙されています。

何故いけないのか?

一般の投資家との不公平が生じ、証券市場の公正性・健全性が損なわれるおそれがあるためだそうです。

実際インサイダ―取引に当たるかどうかはかなりグレーなラインみたいです。

サラリーマンがインサイダー取引で逮捕されることはある?

サラリーマンも自社の情報を世間より早く知る機会はあると思います。

株式の分割や新規発行などは知る機会があまりないかもしれませんが、新製品の事業化や業務上の損害などは自身が当事者になる可能性もありますよね。

NHK職員によるインサイダー取引事件

この事件はNHKの職員がNHKの株を売買したわけではありません。NHKの職員がニュースになる前の原稿を見て、株の売買を行ったというもの。この原稿は株式会社ゼンショーホールディングスがカッパ・クリエイト株式会社と資本業務提携契約をという内容でした。

マスコミの人ならこういうことができる可能性すごいありそうですよね?

サラリーマンもインサイダー取引で逮捕される可能性があると思うので、正しい知識を身につけて、逮捕されないように気を付けましょう。

 

 

 

 

 

飯田橋カフェ紹介①

今日はいつもと違い、カフェ紹介をしたいと思います。

ちなみにお洒落なスイーツが食べられるカフェとかの紹介ではありません。。

仕事や読書に向いているカフェを紹介しようと思っています。

ちなみに喫煙者ではないので、喫煙ルームの情報についてはあまり記載しません。

飯田橋カフェ紹介①

私は仕事柄良く飯田橋駅をかなり使うので、結構色々なカフェを訪れています。

また、飯田橋には本当にたくさんのカフェがあるので、迷う人もいらっしゃるかと思います。

ドトールコーヒーショップ 飯田橋東京区政会館店

今回私が紹介するのは「ドトールコーヒーショップ 飯田橋東京区政会館店」です。

場所

JR飯田橋駅東口を出てから徒歩2~3分程度です。

首都大学東京飯田橋キャンパスの1階にあります。

営業時間

平日 7:00~20:00 / 休日 8:00~18:00

営業時間が少し短めです。夜仕事をしていたら時間に気づかず、追い出されてしまうこともあるかもしれません。。

雰囲気

総席数68 (禁煙席数48、喫煙席20)

飯田橋周辺にはドトールが5店舗あるのですが、比較的広めで清潔感もあります。

大きな窓から良い感じに太陽の光も入ってきて気持ちいいです。

電源

店内入ってすぐ右横に電源が使えるテーブル(8席)があります。

このテーブルは人気で座ってる人が結構います。

隣の人と距離が近いのでPC画面見られてしまう可能性はありますね。

初めて来店した人は電源が使える席は右横のテーブルだけだと、思いがちですが、実は他にも電源が使える席があります。

窓際の席の両端です。

足元にコンセントがあるので、探してみてください。

混み具合

お昼時以外は7割くらいの客入りですかね。そこまで混みあっている印象はありません。

お昼時は満席ですので、作業をするには向きません。

おすすめ度

★★★★☆(星4つ/5つ中)

良い点

店内に清潔感があって、共用のテーブル席を隣の人と席を1個開けて座れば問題なく作業ができます。

悪い点

電源が使える席が若干少ない印象です。

そんな時は窓際の席の両端を確認してみてください。

充電満タンでお店に行けば問題ありません!笑